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電着塗装法

塗装と同様に、対象物を環境から保護する目的に使用される処理として“メッキ”が思い浮かびますが、「電着法」と呼ばれている塗装法も、電気化学反応を応用した点で同様の処理と言えます。しいて違いを挙げるとすれば、メッキが金属を対象物に「析出」させるのに対し、電着法は主に樹脂(アクリル樹脂やエポキシ樹脂等)を付着させるところにあります。電着法は、設備が必要なため一般の人が目にする機会はありませんが、自動車製造ラインに不可欠な工業塗装として重要な地位を占めています。発端は、アメリカの自動車製造に開発された“アニオン電着法”ですが、その後一気に広まっていきました。ですが、溶剤を多く使用している為、環境には良くない方法と言えます。