シンナーのいろいろ

シンナーのいろいろ

塗料に使用される“溶剤”・“希釈剤”には、いろいろ種類があり、使用する塗料に適したものを、適正な配合で使用する必要があります。特に代表的な有機溶剤である“シンナー”について、少し詳しくご紹介していきます。

分類としては、①塗料用シンナー、②ラッカーシンナー、③各種専用シンナーと分けた時、それぞれの特徴等説明します。最初に、①の塗料用シンナーはペイントシンナー、ペイントうすめ液とも呼ばれるようにミネラルスピリット(脂肪族炭化水素)を主成分とし、油性系塗料、油変性合成樹脂塗料(フタル酸樹脂塗料、合成樹脂調合ペイント等)を薄めるために使用されるため、DIYで家庭用塗料の「うすめ液」でおなじみのものです。

②のラッカーシンナー(ラッカーうすめ液)と呼ばれるものは、主成分として、エステル、ケトン、アルコール、芳香族炭化水素(キシレン、トルエン等)などがあり、ラッカーを薄める際に使われるものです。塗料用シンナーと比較して溶解力が強く、乾燥も速く、特有の臭気を発生します。(家庭用塗料のラッカーうすめ液には、メタノールやトルエンなどを使用していない物が多数あります)。

③の各種専用シンナーというのは、各種塗料に適した専用シンナーを指し、塗料メーカー指定のものを指します。これは、各塗料に適したシンナーを使わないと、塗りにくかったり、塗料が分離したり固まったりすることがあり、必ずメーカー指定のシンナー使用が必要となります。